美味しい日本茶の淹れ方|種類別の最適な温度とポイント
2025-08-03・日本茶淹れ方温度急須お茶の淹れ方
日本茶は同じ茶葉でも、淹れ方次第で味が大きく変わります。
お湯の温度や浸出時間、使う急須や茶器の扱いまで、少しの工夫で味わいが格段にアップします【1】。
この記事では、日本茶の種類ごとの最適な淹れ方と、プロも実践するワンポイントを紹介します。
日本茶を美味しく淹れる基本
美味しい日本茶を淹れるためには、以下の3つが基本です【2】。
- お湯の温度:種類によって適温が異なる
- 浸出時間:短すぎても長すぎても味が崩れる
- 茶器の準備:急須・湯呑みを温めておくことで味が安定
これらを守るだけで、家庭でもお店のような味わいに近づけます。
種類別・おすすめの淹れ方
煎茶
- 湯温:70〜80℃
- 浸出時間:1分〜1分半
- ポイント:最初に湯冷ましで温度を下げると、甘味と旨味が引き立ちます。
玉露
- 湯温:50〜60℃(低温)
- 浸出時間:2分程度
- ポイント:低温でゆっくり淹れるとテアニンの甘味が際立ちます。
抹茶
- 湯温:80℃前後
- 点て方:茶筅を使い、M字を描くように素早く泡立てる
- ポイント:お湯を少しずつ加えると、きめ細かい泡が立ちます。
ほうじ茶
- 湯温:90〜100℃
- 浸出時間:30秒〜1分
- ポイント:熱湯で香ばしい香りをしっかり引き出す。
番茶
- 湯温:90〜100℃
- 浸出時間:30秒〜1分
- ポイント:短時間でさっと抽出し、渋みを抑える。
美味しさを引き出すワンポイント
- 急須や湯呑みはあらかじめ温めておく
- 茶葉の量は急須1杯(約150ml)に対して2〜3gが目安
- 最初の一滴から最後の一滴まで均等に注ぐ
まとめ
- 湯温と時間を守るだけで、味わいは劇的に変わる
- 茶器の準備も味に影響する大切な要素
- 種類ごとの最適条件を知っておくと、自分好みの味を安定して淹れられる
美味しいお茶は、日常を少しだけ贅沢にしてくれます。
次回は、お茶と食のペアリングについてご紹介します。
出典
- 日本茶業中央会「おいしい日本茶のいれ方」
- 農林水産省「日本茶の種類別いれ方ガイド」https://www.maff.go.jp/